秋の虫の声!歌詞の意味とは?

残暑があって、まだ、汗をかいちゃいますけど、虫の声が、聞こえてくる季節に、なりましたね。

夕方すぎたごろの日暮れ時に、近所の河川敷にそって、あるいていると、草のはえている原っぱの中で、たまに、鈴虫などの声が、聞こえてきてくるので、しばし、聞きいったりすることがあります。

虫の音を聞いていると、こころが洗われるような気がして、澄んだ気持ちになれて、とっても有意義な、時間をすごした気分になって、しばらくの間、その心地にひたっちゃうことがあるんですよ。

で、秋の虫のこえを唄っている、童謡「虫の声」なんですけど、歌詞って、おぼえていらっしゃいますか?

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「こどもの頃は覚えていたけど、細かいところは、今は、忘れてしまった」とか、「今もなんとなくは覚えているけど、虫のこえや名前が、全部は、わからないよう??」ってかたも、案外多いのでは、ないでしょうか。

なので、童謡「むしのこえ」の歌詞や、その意味や内容を理解するのにたすかる、韻について…などなど、話していこうとおもいますので、一緒にみていってくださいね。

虫の声の歌詞とは?

まず、虫の声の歌詞なんですけど、次のとおりです。

童謡の「虫の声」は、大変おぼえやすくて、こども向きのうたですよね。

1.あれまつむしがないている
チンチロチンチロチンチロリン
あれすずむしもなきだした
リンリンリンリンリインリン
あきのよながを なきとおす
ああおもしろい むしのこえ

2.キリキリキリキリきりぎりす
ガチャガチャガチャガチャ くつわむし
あとからうまおいおいついて
チョンチョンチョンチョンスイッチョン
あきのよながを なきとおす
ああおもしろい むしのこえ

作詞/作曲 作者不詳 文部省唱歌
「尋常小学読本唱歌」(1910年)より引用

擬音をいれて、虫の声を表現していて、こどもにも親しみやすく、わかりやすい歌になっています。

視覚に、聴覚にも、訴えかけてくるように、いっぺんに、情報がはいってきちゃいます。

しかも、虫の名前と鳴き方と、両方セットで、おぼえることまで、できちゃうんです。あまり有名でない虫のことも、頭の中に、はいってしまいます。

ぼくも「くつわむし?うまおい?なにそれ?」って思いながらも、名前と鳴き声だけは、歌で、覚えてしまっています。

5匹も、秋の虫が登場して、それぞれ、個性的に、独特の声で、鳴いてくれています。

ところで、「むしのこえ」の意味をあらわすのに、風流にも、韻を踏んでいるところが、あるのですが、ご存知でしょうか?

韻があらわしている意味

童謡「虫の声」がすばらしいのは、七五調と擬音とを、組み合わせた曲であるばかりでなく、韻を踏んでいるところに、あるとおもいます。

韻を踏んでいるところがわかると、歌詞の意味や内容をおぼえるのに、よりたすけになってくれるんですよ。

で、どこでをふんでいるかというと、2箇所あるんですけど、2番の歌詞にでてくる

  • あとからうまおいおいついて
  • キリキリキリキリきりぎりす

なんですね。

続けて説明していきますね。

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あとからうまおいおいついて

2番の歌詞の中で、「あとから…」という頭韻(出だしの韻)と「おいついて」に対して、「うまおい」という、虫の名前を掛けて、韻をふんでいます。

ちなみに、畑や荷車などで、馬を追うために、昔、馬子が使っていた、掛け声が、「シィーッシィーッチョ」というものでした。

その掛け声と、鳴き声が、似ているということで、「うまおい」という名前に、なったそうです。

ほかの虫を追うことと、「うまおい」の名前と、掛けているのでしょうか。

キリキリキリキリきりぎりす

これは、とってもわかりやすいんですが、歌詞の中で、虫の名前の「きりぎりす」と、「キリキリ」という鳴き声や音が、韻をふんでいます。

リズムにのってて、楽しげで、音の響きも、いいです。

で、ご存知のとおり、今の2番の歌詞は、「こおろぎや」になっていますよね。

もともと「きりぎりす」だったものが、後になって、書き換えられたもの、改められたもの、だったんですよ。

「きりぎりす」から「こおろぎ」

1932年の「新訂尋常小学唱歌」で、2番の歌詞が「きりぎりす」から「こおろぎや」に、改定されました。

なんで変えたかというと、実は、理由があるんです。

2.キリキリキリキリこおろぎ
ガチャガチャガチャガチャ くつわむし
あとからうまおいおいついて
チョンチョンチョンチョンスイッチョン
あきのよながを なきとおす
ああおもしろい むしのこえ

作詞/作曲 作者不詳 文部省唱歌
「新訂尋常小学唱歌」(1932年)より引用

「きりぎりす」から「こおろぎ」への理由とは?

まず、古語として、枕草子などで出てくる、昔の、虫の表現で、なんと「こおろぎ」のことを「きりぎりす」といい、「きりぎりす」のことを「こおろぎ」と、いっていたそうです。

また、「キリキリ」という、歌詞の中の鳴き声も、こおろぎの鳴き声を、表現しているといわれています。

で、聞いたこともある人もいるとおもいますが、きりぎりすは、「キリキリ」とは、なかないんです。「ギーッチョン」とか、「チョンギースッ」って感じで、なきますよね。

それで、虫の名前と鳴き声が、かみ合うように、調整して変えたのだそうです。

整合性をとるために、歌詞を改めたことで、「キリキリキリキリきりぎりす」という部分が、きえてしまったのは、すこし、悲しい気がします。

韻のある歌詞のほうが、個人的には、リズムがあって、かっこよくて、粋な感じがしますので、踏まれていた韻が、ひとつなくなってしまったことを、残念におもいます

 


 
童謡「むしのこえ」で、歌詞の内容や意味を、より理解するのに、踏まれている韻が、とても役立つということなんですよ。

「秋の虫が話題にあがったときにでも参考になれば…」とおもいます。

秋の虫のこえが聞こえてくる時期になると、逆に、童謡の「虫の声」の歌を、思い出します。

「この鳴き声は、なんの虫だろう?」とか、「鈴虫かも?」とか「こおろぎだ!」とか、歌を基準に、虫のなまえを連想して、家族で、当て合いっこをしたりします。

すこし、夏風をあびながら、風流な気持ちにも、ひたりたいです。

今年も、秋の虫のこえを聞いて、たのしみましょう。

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