おでんの、おいしい時期が、やって来ましたね。
おでんの具にある、大根って、ホント胃にやさしくて、おいしいですよね。
おでんのおだしが染み込んで、やわらかく煮詰まっていればいるほど、あったかいご飯とも相性がよくて、食べると、心もからだも、あったまる気がします。
おでんの具の大根は、下ゆでをしておくことで、ご存知のとおり、よりやわらかくおいしく仕上げることができますよね。
ここでは、さらに、下ゆでをより簡単に仕上げる方法や、短時間で煮込める工夫を、伝えていこうとおもいます。
少しずつ提案していきますので、ぜひ共有してくださいね♪
下ゆですることの効果
おでんで大人気の具である大根。
実際につくる前に、下ゆでをして、準備するほうがいい理由が、あるんですよ。
大根を、下ゆでしたときの効果は、次のとおりになっています。
- やわらかくなる
- 短時間で味がしみやすくなる
- アクがとれる
- 苦味が取れる
熱によって、大根の細胞の中の、水分が膨張して、細胞膜が破れて、後で味がしみやすくなり、甘みが入りやすくなるからなんです。
実際に、大根を下ゆでする時、だいたいどれぐらいの時間をすればいいのか、ご存知でしょうか?
目安として「大根に串を刺して、通るようになるまで、煮込むといい」といわれています。
下ゆで時間短縮する工夫
下ゆで時間を短くするための方法として、次の2つがあるんですよ。
- 包丁での工夫
- とぎ汁を使う
それぞれみていきましょうね。
包丁での工夫
大根を下ゆでするためにする、包丁での準備は、実は、下ゆで時間短縮の工夫であったりもするんですよ。
- 隠し包丁
十文字の隠し包丁で、切れ目をいれると、味の染み込みがよくなります。
- 厚めに皮をむく
皮をむくのに、厚めにむいておくと、火の通りがよくなり、短時間で染み込みやすくなるんです。
- 面取り
大根の角をとり、面取りをしておくと、荷崩れを起こしにくくなったり、防止することができます。
とぎ汁を使う
大根を下ゆでする際、お米のとぎ汁を使えば、より味の含みも早くなると、いわれています。
より短時間で、おだしの味がしみやすくなるだけでなく、大根の臭いやアク、えぐみなどもとれやすく、味がやわらかくなります。
なぜかというと、米のとぎ汁のでんぷん質と、大根に含まれるジアスターゼとが、相まって、甘味成分(糖)になり、大根がそれを吸収して、よりおいしさが増すのだそうです。
米のとぎ汁をいれて、下ゆですることで、アクが取れる分、より白く仕上がり、味の含みも、はやくなりやすいです。
下ゆでが終わったら、大根を、やさしく水洗いするといいです。
また、とぎ汁がない場合は、大さじ1.2杯のお米を、お茶パックなどに入れることで、代用できます。
さらに、下ゆで時間を短縮する工夫として、圧力鍋をつかう、やり方もみていきましょうね。
圧力鍋での下ゆで
圧力鍋をお持ちの場合、下ゆでに使うと、ものすごく便利で、より短時間で、楽に下ゆでできちゃいます。
手順としては、以下のとおりです。
- 鍋に大根を入れる
- 鍋に水を1/3ほどいる
- お米のとぎ汁もいれ強火で煮る
- ロックが掛かり蒸気噴出したら弱火3分
- 火を止め7分ほど蒸らす
- 圧力を抜いてゆでた大根を洗う
圧力鍋は、基本、真空調理ですので、吹きこぼれる心配もなく、味も場合によっては、半日以上煮込んだ屋台の味が、楽しめちゃったりします。
また、時間がなくて困っているときには、なんと電子レンジで、手早く下ゆでする方法もあるんですよ。
電子レンジでの下ゆで
普通の家庭にある、電子レンジを使えば、下ゆでができて、なおかつ、時間も短縮できちゃったりします。
- 耐熱皿に大根をならべる
- 耐熱皿の1センチの高さまで水を入れる
- 米ひとつまみをお皿に満遍なくいれる
- ラップをかけ600Wで約10分間加熱する
- 加熱後、洗う事でお米のとぎ汁を落とす
加熱した後は、大根が、かなり熱くなっているので、注意してくださいね。
家族にも大人気な、おでんの具のひとつである大根の、下ゆで時間をできるだけ短縮するための、工夫や方法を伝えさせてもらいました。
どれかひとつでも、参考にしていただければと思います^^
大根って、本当おいしいですよね。
おでんのだしの味が、よく染みこんでいて、やわらかく煮こまれていれば、もうそれだけで嬉しくなって、これ、イケるって思っちゃいます。
お出汁がより含まれていて、アクや苦味がなく、大根の甘みがあって、なおかつ、短時間で出来上がるなら、思わず、ガッツポーズを取りたくなっちゃいますよ。
今年も、おでんの味を楽しみたいと思っています。
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