だんだん寒い時期がやってきて、やっと、おでんのおいしい季節になってきましたね。
家に帰って、あったかいおでんがあれば、みんなでお皿によそって食べるので、それだけではやく帰りたくなりますもんね。
で、最近、こたつのまわりを家族で囲いながら、みんなでだべりながら、おでんをたべながら、おでん談義に、花を咲かせたんですよ。その中で「どのおでんの具が、一番好きか?」っていう、話題で、盛り上がったんですね。
「大根が大好き!」とか「牛すじははずせないな…」とか「この具はいらないなぁ」などなど…
だれしも、おでんで特別に思い入れのある具って、ひとつはあるんじゃないでしょうか?
おでんを、作る時に、
- この具材だけははずせないとか
- これ入れなきゃ話にならないでしょ
みたいな具って、ひとそれぞれ、あるものですよね。
地域や家族でも、好みがありますし、個人一人ひとりでも、好きな具、お好みの種が、それぞれちがっていることって、もちろん、ありますよね。
なので、盛り上がりついでに、まわりでリサーチさせてもらった事を元に、おなじみのおでん種で、とくに人気のあったものを、独断と偏見によって、ランキング形式でお伝えしていきます!!
おでん具ランキング
おでんダネ人気ランキングは、次のようになっています。
- 大根
- たまご
- こんにゃく
- 牛すじ串
- もち入り巾着
では、1位から順にみていきましょうね~
第1位 大根
おだしの味がしみこんだものなら、絶品の、大人気の、おでんの種なんですよ。酒の肴にもあっていて、家庭でも、おでん屋さんでも、親しまれている庶民派の野菜種なんです。
大根を厚切りにして、皮をむき、柔らかくなるまで、出汁色に染まるまで、煮込んだものです。
隠し包丁を入れておけば、出汁がしっくり、隙間まで染み込んで、煮込む時間が、より短時間で、さらにおいしくなります。
おでん特有のお出しの味が、大根の芯まで、たっぷりとしみこんでいると、めっちゃ美味しく感じます。俗にいう「おつゆがしみている」状態の大根を、アツアツ、ホクホクで食べていると、たまらなく、旨く感じます。
第2位 たまご
色が変わるまで、煮込まれていると、とてもおいしいです。
おでんの出汁を、たまごに染み込ませ、熟成させます。味がついているので、色がついているだけで、ボリューム感やお得感を、ものすごく感じます。
たまごの黄身の熟し度合いは、人によって、好みが違いますよね。
よく煮込んで黄身の固まっているのがよくて、食べる時に、「お皿で黄身を溶かして食べるのが好き」って人もいます。「半熟で煮ているほうがいい」って、人もいますよね。
半熟たまごを作るのはけっこう難しいそうです。中まで味を染み込ませつつ、半熟にするので、微妙な火加減が、大事になってくるからなんです。
第3位 こんにゃく
こんにゃく芋で、食用の地下茎部分を加工して、茹でたものです。
切リ込みをいれつつ、よく煮込んでいて、プリプリになっている、こんにゃくって、とてもおいしいですよね。
カロリーも低く、なおかつ食物繊維も豊富で、胃や腸をきれいに掃除してくれることもあり、女性はもとより、幅広い年齢層に、人気のある具材になっています。
第4位 牛すじ串
牛のすじ肉をぶつ切りにして、一口大にして、串に差し込んだものが、牛すじ串、ですよね。
とろとろになるまで、じっくりと煮こまれたものは、ぷるっぷるになっていて、とてもやわらかいので、とろけそうなほど、おいしくなっています。
コラーゲンたっぷりで、お肌にもよくって、もちろん女性にも大人気の種なんです。
柔らかくなるまで煮込んでおくと、歯ごたえが適度になって、ものすごくおいしいです。
第5位 もち入り巾着
油揚げの中に、具としてのおもちをいれて、口をかんぴょうで縛ったものが、もち入り巾着ですよね。
味がしみこんでいるおでんのお出しと、巾着に入れられたおもちが、絶妙にからんで、とってもおいしいですよね。
おでんのおいしい汁を吸った、油揚げの巾着を味わってたのしんだ後、とろ~っとなって溶けてしまいそうな程、柔らかくなってふんわりとした、おもちの食感と味わいを、さらに楽しむこともできちゃう、食材になっています。
こども達にも、大人気の具材のひとつです。ご存知の通り、名前は、巾着袋に由来しています。
では、好みのかたが、案外、少なかったおでん種などで、ランキング圏外のものも、少しお伝えしていきますので、みていきましょうね。
少数派のおでん種
おなじみのおでん種で、わりと好きな人が少なかったり、まわりに、あまり人気がなかった、少数派の、おでんの具材も、3つほど、紹介していきますね。
それは、次の
- ウィンナー
- ちくわぶ
- じゃがいも
なんですよ。
ウィンナー
皮がしっかりとしていて、噛むと、パキュッと、音がするほど、歯ごたえがあって、粗挽きの食感も楽しめて、めっちゃ、おいしいですよね。
ウィンナーから、熟成された、肉のうまみがでていて、おでんのだしと相まって、「これ、イケる」って、おもってしまいます。
かむと、中から、ジューシーな、旨味のしみこんだ肉汁が、ジュワッと、あふれるようにでてきて、とてもおいしく感じます。
ウィンナーソーセージには、香辛料がはいっているので、ゆでると、ポトフのようにいい味がでて、煮込むと、肉系の濃厚な、いいだしがでて、それを、好まれるかたも、多くいらっしゃいます。
煮込むと、ウィンナーの油が出てしまい、だしの味が変わってしまうので、まわりのほかの具も、ウィンナー味になってしまうと、嫌がるかたも、いますよね。
元々、昔からあったおでんの具材じゃなく、西洋の具材だったものなので、違和感がある、とのことでした。
ちくわぶ
小麦粉と水と塩を、あわせて練ったものを、ちくわの形に整正して、棒に巻きつけて、蒸したものです。
何度も練り上げて、コシを出しているので、ちくわぶには、グルテンがまんべんなく、中で、結合しているんですよ。小麦粉に多く含まれる、タンパク質のグルテンによって、もちもちとした食感が、生み出されているんです。
もったりとした、弾力のある歯ざわりがあるので、味がしみていれば、すごくおいしいです。
名前から、ちくわの一種だと、思う人もいますけど、味は、ぜんぜん違うんですよ。
小麦粉の塊なので、味は、すいとんや団子、うどんに近く、もちもちとしています。形は似ていますが、魚の織物の「ちくわ」とは、まったく別の味なんです。
また、煮詰めてくったくたになってしまった、ちくわぶも、好きだって人も、案外、多いようです。
「コンビニのおでんのメニューで、初めて知った」ということを、よく聞くことがあります。
関西をはじめ、全国的には、はんぺんも、ちくわぶも、みたことも食べたこともないって、地域のほうが、多かったりします。
地方へ行っても、存在すら知らない人も、案外、多くいたりするんですよ。
最近では、地元のスーパーなどでも、見かけるようになりましたが、今でも、東京を中心に、関東周辺での消費が大半のようです。
じゃがいも
ご存知のとおり、じゃがいもの皮をむいて、茹でたものですよね。
お好みで、一口大にしておくのもよし、まるごと一個、柔らかくなるまで、煮こむのもよしです。
じゃがいもは、全体に火が通って、お出汁がしみるまで煮込んでおけば、めちゃめちゃ美味しく仕上がります。はじめに下茹でをしておけば、崩れにくく、しかも、お出汁が濁りにくいです。
メークインで作った場合は、煮崩れしにくく、形のきれいに仕上がりやすいです。
おでんを煮込んでいると、じゃがいもが煮崩れをして、だしがにごってしまって、おだしの味がかわってしまうこともありますよね。
くずれたじゃがいもが、ほかの具材にくっついてしまう場合も、あります。
「人気のおでん種」をランキング形式で、お伝えしちゃいました。
地域によっても、環境によっても、好まれるおでんの具はちがうので、ランキングがそのまま、お好みのおでん種でないこともあるかもしれません。
ですが、なにかの参考にしていただいて、話のネタ、会話の肴に、楽しんでいただければ、これ幸いです♪
こたつの上にカセットコンロをだして、まわりを囲んで、家族とおでんを食べていると、通勤などで冷えきった体も温まってきて、心もだんだんホクホクしてきます。
それぞれ好みのおでんの具を食べながら、わいわい話すのも、わりと樂しいものですよね。
今年の冬も、おでんで、心も体も、あったまりたいと思います。
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